脊柱管狭窄症によくある症状
「脊柱管狭窄症」と診断される、症状のポイントは下記の5つです。
・姿勢が悪くなり、腰が曲がる
・強い腰痛(腰から臀部にかけての痛み)が起こる
・足に痛みやしびれが出る
・足が痛くて歩けない
・歩いては休み、歩いては休み(間欠跛行=かんけつはこう)となる
特徴的なのは、腰痛に似た痛みとしびれ、歩行困難です。中でも、特に特徴的なのは「間欠跛行(かんけつはこう)」と呼ばれる症状。安静時には痛みやしびれはあっても軽いという特徴があります。
しかし、歩き続けると症状が腰から足の先まで広がり、動けなくなることも。しばらく休むと症状は改善するのですが、再び歩きだすとまた悪化してしまうという、何とも厄介な症状なのです。
持続して歩ける時間は、1~2分の場合から10分ほどまでと、個人個人によって、もしくはその時々によって、分数に差がでてきます。
もう一つ、「前かがみになると痛みが和らぐ」という点も、脊柱管狭窄症の特徴と言えます。これは、前かがみになると、神経への圧迫がやわらぐためです。
歩くときに杖や歩行用カートを使用したり、歩かずに自転車を利用したりすると、楽になるようです。
「最近、長距離が歩けなくなった」「腰の疲れがとれにくい」ことを年齢のせいにして、症状を放置し、悪化させることのないように十分ご注意下さい。
症状のポイントとして挙げた5つの項目に当てはまるようなら、早めに体質改善を開始されることをお勧めします。
なお、間欠跛行は「閉塞性動脈硬化症」など血管性の病気が原因で、起こる場合もあります。
見分け方としては、休むときの姿勢。前かがみになっても痛みやしびれの症状が緩和されないようなら、血管性の病気が疑われますので注意が必要です。
脊柱管狭窄症と診断される、特徴的な症状
- よく見られるのは、「腰痛に似た痛みとしびれ」「歩行困難」
- 歩いては休み、歩いては休みという「間欠跛行(かんけつはこう)」が特徴
- 前かがみになると痛みがやわらぐ傾向がある
